こんにちは、KEORA KEORAのHPをご覧いただきありがとうございます。
私はデザイナーをしております伊藤華織です。動物のアイテムを色々デザインして作って、皆さんのお手元に・・というお仕事をしていますが、一体デザイナーとかクリエイターの日々ってなんだ?というデザイナー目線のお話をここでできたらなと思います。
これから書いていきますが、常にいろんなアンテナを張っておかなくちゃいけない自営業。時期によってビジネスのこと考えていたり、デザインの取材をしたり全然違うことを書きますが、このブログを楽しんでいただけたら嬉しいです。
まずデザインして作る、ということはもちろんアイテムを売ってくださる卸先さま(ショップ、百貨店など)とお取引の条件を決めて置いていただく、ということが主に大事な軸となってきます。
そのために東京ビックサイトなどで行われる大きな合同展示会に出展し、いろんなバイヤーの方々に商品を見ていただき、つなげるということをしています。
(展示会の様子。PlaytimeTOKYO)
しかし、展示会にでたらOKというわけではなく、お店にとっていかに扱いやすい商品か、魅力があるかなどプロダクト(生産者)としての実力を問われます。
どう成功するか、というのはデザインだけでなく、大きく言うと小さなプロダクト会社として成り立つには、「デザイン」と「ビジネス」をするという2つがまずできないといけないのです。
ビジネスをする気のないデザイナーさんは意外とたくさんいて、百貨店さんが盛り上げて行こうとしたときに急にブランドをたたむ、ということをされる方の話も聞きます。人気が出てくるにつれビジネスをするというアンテナが立っていないと大きな力に振り回されてしまいます。
ビジネス・・私も日々悩み人に話を聞いたり本を読んだりしているわけですが、ものを売るにあたって「いくらの原価で作って、粗利がいくらで、100個ロットで作ってどのくらいの利益がでて、どのくらいの期間で売って・・」と常に計算してものを作って、お取引さまの売り場では40%引かれるのでどうだ、とかそんなことを考えます。これが極端に利益がないとどれだけがんばってもお金が残らないようなことになります。
お金が残らないと生活ができないのはもちろん、次の新しいものを作ることができません。
よくアマチュアさんの手作りサイトで激安で出されているかわいいものがあると、上記のことを計算に盛り込んでいるプロダクトからすると、それをされると辛い〜〜というのはこのことです。
さて、なぜ会社にするのか。売り上げ年間1000万円以上になったら会社にしたほうが税金対策的にいい、などよく言う話ですが、その前に「会社じゃないと取引してくれないところがある」という現状があります。会社にすると日本の法人ルールに則って会社の情報を公開し、怪しいものではありません!ということを言っているようなものですから、まず大きな意味での信用をしてもらえます。
会社にすると正直、毎期の決算(税理士さんでないとまとめることはほぼ不可)をあげて、消費税の支払いや税金、書類など、色々と大変です。
私はわりと適当に楽観的に生きているひとなので会社にするなんて全く考えていなかったのですが、4年前に海外に展開し、かつ創業をするという上限1000万円の大枠の補助金があり(上限50万のものが多い)、受かったら海外展開はじめよ〜かな〜という軽い気持ちで応募し、作文&面接を頑張ったら受かってしまった!ということがきっかけで創業をしました。
今思うと全然創業する準備なんてできていなくて、補助金のために、あるものでまとめあげて法人化してしまったな、という感じです。。。汗
ちなみに、その補助金っていうのは会社の成長を助けてくれる大事なもので、補助金を申請するときにだいたい新たな挑戦的なものを盛り込むわけなので、受かったら挑戦するしかなく、そのためにその費用を銀行に借りたりして、いつも以上のことをするの大事な機会をくれるもの・・というように私は思っています。
・・と、まあこんな感じでかなり大雑把に説明しましたが、こんな感じでKEORA KEORAの外枠は動いています。
デザインの話まったく出てきてないですね。そうです、経営をしているとデザインをする暇がなくなってしまうのです。
KEORA KEORAはデザイナーが私で、夫さんに入ってもらって夫婦でやるようになりました。夫さんは出荷やお店のことをやってもらっているので、デザインや案件を担当している私とでは、まったく別の仕事を割り振ってしているので共通の話題があるようでないという不思議な関係です。
今日はKEORA KEORAとは?の大雑把な外枠の話をさせてもらいましたが、海外展開や夫婦経営、英会話、ものを作ること、などテーマをわけてこれから書いていきたいなと思います。
時期によって忙しさが変わるので更新を定期的にする自信ないですが、書ける時に書きますので、ふとした時に読んでくださいね⭐️
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